ジャビルカ通信 21 – 30

これは「Stop Jabiluka キャンペーン」から発行されているジャビルカ通信を
10づつにまとめて転載させていただきました。

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98.5.21 ジャビルカ通信(21)

★★★ジャビルカ現地の事態が急迫★★★

北部準州(ノーザンテリトリー)警察当局は、ウラン開発工事阻止のために道路封鎖
(ブロッケード)をおこなっているミラル・アボリジニー(先住民族)および支援者
たちに対し、退去を命令した。金曜日(明日)の早朝に police raid (警察による強
制撤去) がおこなわれるものと予想される。

ブロッケードは道路上でおこなわれており、国立公園内の道路は連邦政府の管轄であ
り、準州政府の権限はおよばない。今回の準州警察による介入がどのような法規にも
とづいておこなわれるのかは不明である。そもそも、なぜ警察がこれほど一民間鉱山
会社を支援しなければならないのか。

ミラルおよび支援者(blockaders)は、緊急支援をもとめるメッセージを発している。

*現地に集結できる人は、現地へ。ここ1週間がもっとも人員を必要とする時期とな
りそうです。

*グンジェーミ先住民族法人(ミラルの自治組織)は、何度撤去されてもERA社が採
掘を断念するまでブロッケードを繰り返すと宣言した。

*抵抗はあくまで「非暴力不服従」の方法によることを、あらためて確認した。

*支援者は何百人逮捕されても、次々と人を送り込んで支援する体制をととのえつつ
ある。(だいたい、現地 — 国立公園のどまんなか — に逮捕した大勢の人を拘留
しておけるような場所はないもんね。)

(外国人など、逮捕される用意のない人にも、バックアップ支援の仕事は山ほどある
そうです。)

*金銭的支援は、ダーウィンの「北部準州環境センター」(ECNT) で一括して受け入
れる。(日本からの送金については、一両日中にチャンネルをつくります。)

環境問題と先住民族土地権問題から、さまざまな批判をよんできたジャビルカ計画は
、なりふりかまわぬ暴力的な形で強行されようとしている。

関西電力はじめ、日本の出資者は、このような事態になった以上、出資をいったん凍
結し、てERA社に地元住民にたいする横暴な行為をやめるよう、株主として要請すべ
きである。
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Stop Jabiluka キャンペーン展開中。ご支援ください!

キャンペーン事務局
  <hosokawk@cc.saga-u.ac.jp>
  840-8502 佐賀大学 農学部 細川研究室
  tel&fax  0952-28-8738 
(郵便振替)01700-1-19686「ジャビルカ基金」
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98.5.22 ジャビルカ通信(22)

★★★ジャビルカ現地の事態が急迫★★★

本日(5月22日)朝8時(日本時間で午前7時)までに道路封鎖の解除を警察が求
めたのに対し、道路封鎖をおこなっているアボリジニーおよび支援者たちは、この要
求を拒絶した。

朝11時(日本時間で午前10時)現在、ノーザンテリトリー警察の機動隊が現地に
待機している。警察の広報官は、いつどのような形で強制執行にかかるかは明らかに
できない、と述べた(現地ABCラジオ)。

今週火曜日以降の逮捕者は16名にのぼる。なお、火曜日に逮捕されたアボリジニー
たちは、保釈された。
※アボリジニーの逮捕に対する抗議声明は、とりあえず昨日までに賛同の連絡をいた
だいた約37名の方の分を届けました。(詳細続報)

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98.5.22 ジャビルカ通信(23)

日本時間7時20分(現地時間8時20分)現在の情勢をおつたえします。

警察(北部準州警察の機動隊)は、結局、今日は動きを見せませんでした。ただし、
警察側が昨日発した「24時間以内に退去」警告は、今朝7時(現地時間8時)で期
限がきれていますので、現在はいつでも警察が道路封鎖参加者を「公務執行妨害」で
逮捕できる状況にあります。現場には約100名の blockaders がつめています。

封鎖側は、道路に長さ10メートル、深さ1メートル以上の溝を掘り、車の通行を不
可能にしています。

また、アボリジニーの代表イボンヌ・マルガルラは、メルボルンの連邦裁判所に工事
の執行停止を求める訴えをあらたにおこしました。公判は来週の水曜日にひらかれる
ので、それまで大きな動きはないだろう、との予測もあります。

一方では、ERA社と警察が週末を利用して一気に事態の進展をはかるとの予測もあり
、予断をゆるさない状況です。

今日、何回も現地に電話して確認しましたが、封鎖側の士気はとても高く、週末のあ
いだも24時間体制で封鎖を続ける体制ができています。

メルボルンに本部をおくオーストラリア最大の環境保護団体「オーストラリア環境保
全基金」(ACF)は、本日の声明で、ジャビルカ開発を阻止するためにオーストラリ
ア環境運動史上もっとも大規模なキャンペーンを開始する、と宣言しました。今年の
後半におこなわれる公算の高い連邦議会選挙(上下両院同時解散総選挙)で、ジャビ
ルカを大きな争点にする戦略です。

※アボリジニーの逮捕に対する抗議声明は、とりあえず昨日までに賛同の連絡をいた
だいた約39名の方の分を届けました。(詳細続報)

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 細川 弘明 (ほそかわ こうめい)
  〒840-8502 佐賀大 農学部3号館(社会人類学)
  fax:  0952-28-8709(事務室、共同使用) 
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98.5.22 ジャビルカ通信(24)

通信(23)でおつたえした裁判のニュースが入りました。

本日(5月22日)の公判で、連邦裁判所メルボルン支部のマーシャル裁判長は、北
部準州の鉱山エネルギー大臣に対して、ジャビルカ開発計画に対する承認を与えるこ
とを禁じる指示をだしました。その理由は、「大臣が工事認可を与えるのに十分な環
境影響評価上の情報をえていない」というもの。これは判決ではなく、次回公判(来
週水曜日)までの一時的な措置です。

ジャビルカ計画の正式な工事開始は、裁判所のこの指示により、一時延期されること
になりました。

とはいえ、ERA社は「工事の準備のための工事」を進めることはできますので、現地
のブロッケード(道路封鎖)との衝突が水曜日以前にもおこる可能性は残ります。

現地(封鎖側)からの情報によれば、blockaders たちは今日はモグラになって穴を
ほりつづけ、工事車両通行阻止のための道路の溝を「かなり深くしたよ」、とのこと
。また、溝とは別に大きな穴をほり、そこに自動車を半分埋めてコンクリートで固め
て、障害物としたそうです。

まったく、オーストラリアのエコロジスト連中は、元気です。
★★ 現地への金銭的支援は、次の要領で受けつけます。

(1)電子メールで、細川あて、お名前とカンパの金額(日本円)をお知らせ下さい。
(2)集まった(約束していただいた)金額を細川が一括して、コモンウェルス銀行
(CBA) を通じて豪ドルだてで「北部準州環境センター」(ECNT) に送金します。
(3)使途は、今回のブロッケードのための器材の調達または搬送の費用に限定しま
す。また、具体的な使途の決定にあたって「グンジェーミ先住民族法人」(GAC、ジ
ャビルカ・アボリジニーの自治組織)の了承をえることを条件として ECNT に委託し
ます。
(4)別途、支援者のお名前をECNTとGACに連絡します(ひとりひとりの金額は特定
しません)。匿名ご希望の場合は、(1)の段階でその旨、ご指示ください。
(5)細川への送金は、後日、下記の郵便振替口座(ジャビルカ基金)あてにお願い
します。
(6)会計報告は、現地情勢がいったん落ち着いた時点で(ジャビルカ通信において
)おこないます。

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●長崎での講演会は5月30日午後1時半「もりまちハートセンター」(浦上)です。

●東京報告会は6月4日午後6時半「文京シビックセンター」です。宣伝してね。

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98.5.26 ジャビルカ通信(25)

報告が遅れてすみません。5月19日のアボリジニーに対する不当逮捕に対して、
以下のように、当局に抗議しました。(あわせて、アボリジニーの現地組織に「がん
ばれ!」のメッセージを送りました。(すんません、日本語訳は用意できてません。)

アボリジニーの現地組織「グンジェーミ先住民族法人」からは、支援に感謝する旨、
連絡がありました。

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21 May 1998

To: The N.T. Police, Australia

Dear Officers,

The following people feel very strongly against the arrest by the N.T.
Police of Yvonne Margarula and Jacky Katona who are rightfully opposing the
Jabiluka Uranium Mine project. We hereby extend our strong protest to the
police operation of arresting Aboriginal people because of entering into
their own land. The police must keep the neutral stand. You are not
employed to promote ERA’s radioactive enterprise.

Truly yours,

Dr HOSOKAWA Komei, Saga
Dr NOMAKUCHI Shintaro, Saga
Professor KIKKAWA Hitoshi, Inuyama
NOMURA Tamio, Tokyo
NISHIZAKI  Takeo, Kyoto
UENO Satoshi, Osaka
Dr KOIDE Hiroaki, Osaka
MIYAUCHI Taisuke, Sapporo
TAKIMOTO Takashi, Tokyo
Professor TANIGUCHI Yoshimitsu, Oogata-mura
OKUNO Ritsuya, Kobe
KURODA Yoichi, Zama City, Kanagawa
Professor AGO Kenji, Fukuoka
Dr Kamada Mayumi, Nisshin City
Dr Zoran Aleksic, Nisshin City
KATO Tetsuo, Kashiwa
Professor UMINO Michio, Sendai
UEHASHI Nahoko, Tsurugashima, Saitama
HAMADA Hikaru, Hachijojima
MURATA Yoshihiko, Tokyo
Professor AKIMICHI Tomoya, Osaka
Dr KITAGAWA OTSURU Chieko, Toyonaka
HAYASI Kozi, Chiba City
MIYAWAKI Yukio, Osaka
Professor TSUCHIYA Toshiyuki, Morioka
TADA Atsuki, Tokorozawa
Professor IDE Sachiko, Tokyo
Professor SUGAI Masuro, Kitamoto, Saitama
BABA Naoko, Tokyo
HASHIMOTO Yumiko, Tsukuba
KITAGAWA Satoshi, Kobe
SUZUKI Juniti
Professor IIJIMA Nobuko, Tokyo
SATO Daisuke, Osaka
NAITO Akiko, Tokyo
YONEDA Kazuhisa, Tokyo
YAMASAKI Hisataka, Tokyo

——————————
(end of the letter)

over

 

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★ジャビルカ現地報告会をします。
 5月30日(長崎)、6月4日(東京)、7月18日(唐津)、
 7月24日(仙台)です。 宣伝してね!!!
 
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 細川 弘明 (ほそかわ こうめい)
  〒840-8502 佐賀大 農学部3号館(社会人類学)
  fax:  0952-28-8738(直通)
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98.5.26 ジャビルカ通信(26)

通信(24)で呼びかけたカンパに対して、すでに6名の方から計4万8千円のご支
援をいただきました。有難うございました。

送金の手数料を考慮して、10万円を目処にまとめて送金したいと思いますので、よ
ろしくお願いします。

over

 
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98.5.28 ジャビルカ通信(27)

★★★警察がジャビルカ道路封鎖を強制解除★★★

  逮捕者9名は、保釈を拒否し、法廷で争うことに

  シドニーでは、緊急抗議行動に400名が参加、

  ERA社に激しい「呼子デモ」をあびせる

———–
お知らせが遅くなりすみません。昨日、仕事の関係で動きがとれなかったことと、
情報の確認に手間どったため、肝心なときに速報できませんでした。

北部準州警察(NT Police) 機動隊(Tactical Response Force)は、5月26日(火
曜)朝、ジャビルカ鉱山開発予定区域の入口道路でピケをはっていた開発反対派(bl
ockaders)を強制的に排除した。この際、9名が逮捕された(今回は、アボリジニー
の逮捕はなし)。警察は先週の金曜日までの退去を反対派に命令していたが、反対派
はこれに応じなかった。

現在、ジャビルカ入口地点は警察が占拠しており、反対派は接近できない状態。
なお、反対派が道路にほった溝は、そのままの状態で、道路の通行は不能。
ERA社の車両の通行は(木曜昼の時点では)まだ見られない。

メルボルンの連邦裁判所での審理(「ジャビルカ通信」24号を参照)は、27日(水
)から今朝にかけておこなわれ、結局、連邦地裁ダーウィン支部において来週月曜(
6月1日)にあらためて審理を開始することになった。これにより、裁判所が北部準
州政府(鉱山エネルギー大臣)に対して先週出した「工事許可差し止め命令」は、す
くなくとも来週月曜まで継続されることになり、それまでERA社はジャビルカ開発の
ための工事をすすめることができない。

シドニーでは、昨日(5月27日)、警察の介入に抗議して、「地球の友」などの団
体の主催で、緊急デモがおこなわれた。約400名が参加し、市役所前からERA社の
ある目抜き通り(George Street) を、大勢が呼子(よぶこ)を激しく吹き鳴らしな
がら行進し、ERA社前は騒然とした雰囲気につつまれたそうです。

現地で逮捕された全員は、保釈を拒否し、ダーウィン市でおこなわれる正式の裁判に
のぞむ方針。この裁判では、警察の行動の法的根拠が問われることになる。弁護士さ
んの話では、国立公園(連邦の管轄)のなかで準州警察がどのような権限で強制行動
をとれるのか、前例がなく、法律論としても興味深いケースになりそうだ、とのこと
。また、中立であるべき警察が、実質的にERA社の用人棒・露払いの役割をはたして
きたことについても、その根拠が問われることになろう。

ブロッケード行動の基地である本部キャンプには、現在、約120名がつめて、次の
作戦を練っているところ。(本部キャンプは、ジャビルカ入口のピケ地点から約10
キロ南に位置します。ここはアボリジニーが完全な権利をもつ土地で、警察の介入は
できない。)また、オーストラリア各地から、ブロッケードに参加するため、さらに
大勢が現地にむかいつつある。

■「ジャビルカ通信」24号でよびかけた現地への緊急カンパは、今朝(5.28)の時点
で13名の方から、計11万円以上のお申し出をいただきました。有難うございます。
電子マネーでの決済が可能であることが分かったので、今日のうちにダーウィンの環
境センター (ECNT) に送付します。
(詳細はおって報告します。)

ひきつづき、現地へのカンパを募ります。
*カンパは、次の条件でECNTに送金します。
●直接、ブロッケード(道路封鎖活動)の経費にあてること
●使途について、グンジェーミ先住民族法人(ミラルの人々の自治組織)と協議し、
了解をとること

*支援金の目安は、ひと口10ドル(830円くらい)で、電子メールで細川まで口数を
お知らせ下さい。およそ10万円くらい集まるごとに、豪ドルだてで電子マネー決済
します。日本円での精算は後日、振込用紙をお送りするようにします。(為替レート
は決済当日のスポットで決まります。)

 

 

 
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98.5.28 ジャビルカ通信(28)

今朝、さらに反対派3名が警察に逮捕されました。(一連の逮捕で、怪我人などはで
ていない模様です。)

通信(27)でお伝えした内容に、いくつか訂正があります。

まず、裁判(工事許可差し止め請求)が回送されたのは「連邦地裁ダーウィン支部」
ではなくて、テリトリーの高等裁判所(Supreme Court) でした。(したがって、も
しダーウィンで決着がつかず、控訴するとキャンベラの高等裁判所にいくことになり
ます。)オーストラリアの裁判所制度は、ややこしいくて、どうも分かりにくい。

それと、(逮捕された人たちが)「ダーウィン市でおこなわれる正式の裁判にのぞむ
」と書きましたが、どうも正式の裁判は10月か11月かに先延ばしされてしまいそ
う、とのことです。

先週逮捕されたイボンヌ・マルガルラさん(ミラルの土地権代表者 senior traditio
nal landowner)の公判(罪状認否公判)は6月におこなわれる予定で、当然ながら
彼女は無罪を主張する予定。この裁判は、相当面白いことになりそうです。

ちなみに、前述の差し止め請求裁判の原告もイボンヌさんです。
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98.5.28 ジャビルカ通信(29)

北部土地評議会(NLC、土地権を管理運営するアボリジニーの公的組織) は、オース
トラリア連邦政府の環境大臣がアボリジニーに相談なくカカドゥ国立公園の運営委員
会(Joint Board of Management)の構成を変更しようとしている、として、連邦政
府に対し、6月10日までにアボリジニーに対して納得のいく説明をしない限り、カ
カドゥ国立公園のリース契約を終了させる、と通告した。

カカドゥ国立公園は、土地所有者であるアボリジニー諸氏族がNLCを通じて連邦政府
に「貸与」しているもので、NLCには、上記のような通告をおこなう権限がある。

連邦環境大臣は、また、公園管理局長(park director)の権限をも変更する予定、
と報道されている。

NLC委員長のガラルウェイ・ユヌピングは、「先住民族、とりわけ土地所有者は(公
園の運営に関して)いかなる変更についても知る権利があり、また(変更の是非につ
いて)最終的な決定権をもつのはアボリジニーである」と、政府に対して強い警告を
発した。

(以上の情報源=28日午後のABCラジオ放送)

以下、細川のコメント★★
 ジャビルカ開発問題とは、一応べつの文脈の出来事ですが、当然、微妙に連動しあ
う面もあります。NLCの強い姿勢の背景には、連邦政府(現在は保守連立政権)が NL
C の予算を実質的におおはばに削減するような措置を準備していることともちろん関
係がありますし、ことはウラン開発権利料の分配にも直接かかわってきます。

 カカドゥ国立公園の「持ち主」がアボリジニーであることを、リース契約打ち切り
という「抜かずの宝刀」に手をかけて突きつけるあたり、ユヌピング一流のブラフで
ある、と見ることもできましょうが、公園の運営主導権の問題は、アボリジニーにと
っては単なる政治的修辞にとどまらない意味をもつ以上、ジャビルカ問題への影響も
決して小さくありません。

 以前にこの「通信」でも書きましたが、ジャビルカ開発についての NLC の立場は
、これまた微妙ですが、このところ現地から入ってくる各種情報を総合してみると、
「条件闘争派」から、ジャビルカの土地所有者であり開発絶対反対派であるミラルの
立場にすこし近づいてきた感じがします。

 先日の「国際ジャビルカ抗議行動の日」(5月19日)に、「ガガジュ先住民協会
」(レンジャー・ウラン鉱山の開発権利料の受け皿団体で、一般に「開発賛成派」の
アボリジニーが主流を占めるとみなされている団体)の事務局長が「アボリジニーの
多くはウラン開発に賛成している」という談話を発表した際、同協会はただちにこの
事務局長を解任しました。ガガジュ協会としては、ジャビルカ開発の是非については
、中立の立場をとるという協会幹部の申し合わせに反した談話だったからです。従来
は、NLCの勢力を後ろ盾に「開発賛成」的な言辞がなかば容認されてきたのに、今回
は、事務局長の解任に対してNLCはとくに介入しませんでした。これも、政治的には
ひとつのサインと読むことができます。(深読みかもしれませんが。)

 なお、誤解をさけるために付記しますと、ガガジュ先住民協会は、特定の氏族の団
体ではなく、200人以上からなるその構成員には、ジャビルカの土地権をもつ氏族
ももたない氏族もふくまれています。レンジャー鉱山(すでに操業中のERA社のウラ
ン鉱山、ジャビルカのすぐ南)との開発協定にもとづき、鉱山収益の一定割合をアボ
リジニー諸氏族が受取り分配する役割をもつ協会ですが、ジャビルカを所有する氏族
であるミラルの人々は、ERA社からの配当金の受取りを拒否しています。
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98.5.29 ジャビルカ通信(30)

通信(29)で速報した件(アボリジニーによるカカドゥ国立公園の「貸与」終了警
告)について、シドニー・モーニング・ヘラルド紙の記事(5.29付)が入手できまし
たので、転載します。なお、著作権の問題がありますので、不特定多数の方への転送
やホームページへの転載はお控えください。

連邦政府のもくろみは、要するに、国立公園の管理権限について連邦から州への分権
をすすめるという一般論の文脈にのりつつも、ウラン利権のからむカカドゥに関して
は、ウラン開発推進派である準州(NT)政府を公園運営委員会に加えるとともに、国
立公園・野生動植物庁の長官が現在もっている権限を連邦環境大臣に移管するという
、みえすいた策略ですね。

—————(転送はじめ)—————
****Sydney Morning Herald ON LINE****

Friday, May 29, 1998

Threat to shut Kakadu over lease dispute

By MURRAY HOGARTH

The Aboriginal owners of Kakadu National Park have begun
action to terminate Commonwealth leases over the
internationally renowned World Heritage area in a move that
may close the park to visitors.

The Northern Land Council (NLC), acting for several groups
of traditional owners, yesterday accused the Federal
Government of seeking to change the joint
Aboriginal/Commonwealth management structure in breach of
lease agreements.

Promised new Federal environment legislation will shift
final responsibility for the leases from the director of
the National Parks and Wildlife Service, Mr Colin
Griffiths, to the Minister for the Environment, Senator
Hill.

Senator Hill also confirmed yesterday that he would
legislate to add a Northern Territory Government
representative to the park boards of Kakadu and Uluru,
formerly Ayers Rock, both of which are dominated by
traditional owners.

The NLC has used a veto power to keep its bitter adversary,
the anti-land rights NT Government, off the Kakadu park
board. The NLC chairman, Mr Galarrwuy Yunupingu, said
closure of Kakadu would be a last resort.
—————(転送おわり)—————
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