99.3.15 ジャビルカ通信 第88号

99.3.15 ジャビルカ通信 第88号

(続報が遅れて申し訳ありませんでした。)

 ジャビルカ開発への抵抗の意思表示のため「不法侵入」の罰金を払わず収監されて
いたアボリジニーのふたりの女性、ジャッキー・カトナとクリスティーン・クリスト
ファースンは、3月8日、釈放された(ジャビルカ通信85号参照)。釈放の際の記
者会見でジャッキーは、「他の受刑者は私たちを“良心の囚人”と認めてくれ、敬意
をあらわしてくれた」と収監中の様子を述べた。

 また、同じく「不法侵入」で有罪判決をうけたイボンヌ・マルガルラ(ジャビルカ
の土地権代表者)は、控訴して争うことを決めた(3月9日のABC放送による。な
お、ジャビルカ通信66号、67号参照)。

 昨日(付)の The Age 紙(メルボルンの有力紙)にイボンヌ・マルガルラの会見
記をふくむジャビルカ問題についての大きな記事がでました(キャロライン・ミルバ
ーン記者の署名記事)。次のサイトで読むことができます。
http://www.theage.com.au:80/daily/990313/news24.html

(プリントアウトのコピーをご希望の方は、細川までファックス番号をお知らせくだ
さい。なお、オーストラリア著作権法の規定にしたがい、コピーの利用は個人として
の学習・研究のために限られ、不特定多数への配布はできません。)

 記事中のイボンヌの言葉の一部を翻訳します。「彼らはあらゆる素晴しい約束を並
べたてて私らを誘惑しようとする。私たちアボリジニーを分断し、たがいに争わせよ
うとしているんだ。」 また、イボンヌは、連邦政府環境大臣ロバート・ヒルとの最
近の会見の印象として、「大臣は私らアボリジニーをgive some creditするようなこ
とを言うけれど、心のなかにあるのアボリジニー以外の人たちの希望を優先させるこ
とばかり考えているんだ。」と述べた。イボンヌのこの言葉についての感想を、ミル
バーン記者が大臣にたずねたところ、報道官を通じて次のようなコメントが返ってき
た:「鉱山への許可は、すべてのオーストラリア人の利益のために科学的根拠にもと
づいて決定したものである。」

「すべてのオーストラリア人」とは、いったい誰なのだろう。映画『ジャビルカ』を
ご覧になった方はすでによくお分かりだろう。

ミルバーン記者は記事を次のように結んでいる。
Money and white law will not convince her that the site belongs to someone else.
「お金と白人の法律は、ジャビルカの土地が誰か他人のものになっているなどとイボ
ンヌに認めさせることはできないだろう。」
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 先日の朝日新聞の特集記事(ジャビルカ通信86号参照)に細川の補足・解説を加
えた資料を作成しました。ご希望の方は郵送しますので、おしらせ下さい(ファック
スだと、ちょっと細かくて読みにくいかもしれません)。なお、今回の記事は、北海
道から沖縄まですべての版に載ったようです。関西・九州地区の方には、ボツになっ
た前回の記事(98年5月、関東のみ掲載)とそれについてのコメント資料も用意して
ありますので、お申し付けくださいね。
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オーストラリア連邦政府が世界遺産委員会に対する猛攻を開始しました。
委員会を構成する諸国(日本をふくむ21ヶ国)に対するロビーイングも100万ド
ルの予算を組んですでに開始されていることが判明。
(これに関する連邦環境省の内部文書を入手済み。すさまじい内容です。分析のうえ
、詳細続報!)
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             よろしく!

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キャンペーン事務局   <hosokawk@cc.saga-u.ac.jp>
  840-8502 佐賀大学 農学部3号館 細川研究室
  tel&fax  0952-28-8738 
(郵便振替)01700-1-19686「ジャビルカ基金」

ホームページ: http://SaveKakadu.org/

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