99.4.19 ジャビルカ通信 第95号

99.4.19 ジャビルカ通信 第95号

(このニュースは日本時間4月19日午後7時以前は転送厳禁です。
解禁時間以降は、どうぞご自由に転送・転載・引用・紹介ください。)

STRICTLY EMBARGOED for publication and broadcasts dated after
6:00am US Eastern Standard Time  (=19:00 Japan Standard Time = 21:00 Austral
ian Eastern Standard Time), Monday, April 19, 1999

 

 ジャビルカを守る闘いを果敢に続けてきたイボンヌ・マルガルラさんとジャッキー
・カトナさんに、1999年度「ゴールドマン環境賞」が贈られることになりました。

 *****世界各地の環境保護運動のほかの5人のリーダーとともに受賞*****
多くの方はご記憶かと思いますが、昨年(1998)、諌早湿地を守る闘いが評価されて
山下弘文さんが受賞した、あの賞です。(日本からは1991年度に熱帯林行動ネットワ
ークの黒田洋一さんが受賞しています。) 

★ジャビルカ周辺の湿地(ラムサール条約登録のマジェラ湿原、カカドゥ国立公園の
代表的湿原のひとつ)と諌早湿地とは、シギ・チドリなどの渡り鳥が往復するという
絆で結ばれています。つまり、諌早を守ることはカカドゥ/ジャビルカを守ることで
あり、また、カカドゥ/ジャビルカを守ることは、諌早を、和白を、藤前を守ること
につながります。その意味でも、今回の受賞者の人選には意義深いものがあります。

★山下弘文さんは、今回のイボンヌさんとジャッキーさんの受賞を、自分の受賞以上
に喜んでおられます。開発問題の地球規模でのつながりが国際的に認知されてきた、
諌早を壊し、カカドゥを壊そうとする、日本はいったい何をやっているんだ、という
世界の声がきこえる、とおっしゃっています。

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ゴールドマン環境賞、および今回の授賞・選考についてのお問い合わせは:

●ゴールドマン環境財団 (The Goldman Environmental Foundation), TEL +1-415-78
8-9090, FAX +1-415-788-7890, email <gef@igc.apc.org>
http://www.goldmanprize.org/goldman

●グリーン・アクション(京都)TEL 075-701-7223, FAX 075-702-1952

●ストップ・ジャビルカ・キャンペーン(事務局=佐賀)TEL 0952-28-8738, FAX 09
52-28-8709, email <hosokawk@cc.saga-u.ac.jp>
http://SaveKakadu.org
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イボンヌ、ジャッキー、そしてミラルの人々へのメッセージは、

●グンジェイミ先住民族法人 (Gundjehmi Aboriginal Corporation)
FAX +61-8-8979-2299
email <mirrar@topend.com.au> (英語またはグンジェイミ語)
http://www.mirrar.net

●ストップ・ジャビルカ・キャンペーンでも取り次ぎます。

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以下、ゴールドマン環境財団のプレス・リリースを部分的に掲載します。
(日本語訳は、京都のグリーン・アクション提供のものを若干修正して使わせていた
だきます。)

 

世界各地の環境保護運動を支える7人の草の根リーダーたち
  1999年度ゴールドマン環境賞を受賞

 サンフランシスコ発、4月19日

オーストラリアのウラン鉱山建設に反対する2人のアボリジニ女性、カメルーンの広
大な熱帯雨林を守るために活動する弁護士、ミャンマーにおける環境破壊・人権侵害
をあばくために活動する若者らが、第10回ゴールドマン環境賞の栄誉に輝いた。

世界各地で環境保護のために活動する7人の英雄たちが、本日、サンフランシスコで
開かれるゴールドマン賞授与式に出席する。各受賞者には、ゴールドマン環境財団か
ら12万5千ドル(約1300万円)の賞金が付帯条件なしに贈られる。世界の6大
陸からそれぞれ選ばれた草の根活動家たちに贈られる賞金の総額は75万ドルにのぼ
り、草の根の環境活動家たちに贈られる賞金としては、世界最大規模のものである。

本年の受賞者は、以下の通りである。

●オーストラリアからは、世界最大のウラン鉱床のひとつ、ジャビルカでのウラン採
掘中止を求める大がかりなキャンペーンを先導してきたジャッキー・カトナ(Jacqui
Katona)とイボンヌ・マルガルラ(Yvonne Margarula)のふたりのアボリジニ女性が
受賞。ジャビルカは、オーストラリアの先住民族であるアボリジニ、ミラル(Mirrar
)の人々により伝統的に守られてきた地で、貴重な文化遺産と豊かな生物の多要性で
知られる世界遺産カカドゥ国立公園に囲まれている。現在このキャンペーンのために
操業開始が遅れているウラン採掘が始まれば、放射能を帯びた製錬廃棄物(テーリン
グ)が公園内に排出され、周辺の湿原環境にはかりしれない影響を及ぼすことになる
。キャンペーンの過程で、この公園を「危機に瀕する世界遺産」として指定するよう
求める動きが強まっている。

(グリーン・アクション注: このウラン鉱山計画は、日本の電力会社数社が出資す
る会社によって開発されている経緯もあり、日本国内でもこの開発に反対する強い声
があがっている。ジャッキー・カトナとイボンヌ・マルガルラは、昨年12月、京都
で開かれた世界遺産委員会にオブザーバーとして出席。キャンペーンを支援する日本
の市民団体や有志らとともに、ジャビルカの現状を日本の人々に訴えた。)
●ミャンマー(ビルマ)からは、軍事政権による人権侵害や環境破壊に対して、身の
危険を冒して立ち向かうカレン族の若者、カソー・ワー(Ka Hsaw Wa)。

(細川注: タイ国境に近い森林地帯に居をかまえた彼は、悪名高いヤダナ・パイプ
ライン計画などの開発計画にともなう人種差別、強制労働、レイプ、処刑などの実例
を世界に知らせ続けてきました。日本の政府開発援助の闇の面をも明らかにする彼の
活動は、私たちの目を見開かせてくれます。)

●カナダからは、海洋資源の乱獲による漁場喪失や環境破壊、それらにともなうコミ
ュニティの崩壊を目のあたりにした後、みずから立ち上がり様々な啓発活動を繰り広
げてきたカナダ人漁師、バーナード・マーチン(Bernard Martin)。

●ホンジュラスからは、マングローブ林の破壊、湾江の汚染、漁場の喪失をひきおこ
すエビの商業養殖にかわる持続可能なエビ漁のモデルを提案・推進している、ホルヘ
・バレーラ(Jorge Varela)。

●カメルーンからは、広大な熱帯雨林を短期的な利益追及のための乱開発雨伐採から
救うために精力的に活動する弁護士、サムエル・エングイーフォ(Samuel Nguiffo)
。彼は、カメルーンの大規模なパイプライン計画が大規模な森林破壊、海洋汚染、社
会への混乱をもたらさないよう監視する世界的運動の先頭にも立っている。

●スロバキアからは、水地学者、ミーハル・クラフチーク(Michal Kravcik)。地域
住民が参加した民主的アプローチのもと、社会主義時代に計画された環境に著しい負
荷を与える大型ダム建設を中止させた。代替案として、小規模ダム、水の非中央集権
的な管理、農地の回復などの持続可能な開発計画を紹介し、地域社会の経済を再活性
化することに貢献した。
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ごめんなさい、オーストラリアのふたり以外の部分は、いま間に合わないので、抄訳
です。次の号で、きっと全部訳して、お知らせします。

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ゴールドマン環境賞の歴史については、おってまた紹介します。
イボンヌとジャッキーの受賞の言葉なども、また入り次第、紹介します。
おめでとう!

これは、京都でふたりを応援してくれた皆さんの
熱い心と知恵(と体力)への祝福でもあります。

さあ、関西電力、どうする。これでも掘るか、これでも買うか!

 

 

 

 

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超かっちょいいジャッキーと
えらくドスのきいたイボンヌが
たっぷり登場しあなたに語りかける
映画『ジャビルカ』の上映会を各地でこころみてください。
解説資料その他、お問い合わせいただければ提供します。
★大阪での次回上映会は、4月22日です。

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キャンペーン事務局   <hosokawk@cc.saga-u.ac.jp>
  840-8502 佐賀大学 農学部3号館 細川研究室
  tel&fax  0952-28-8738 
(郵便振替)01700-1-19686「ジャビルカ基金」
  ↑カンパはこちらへ・

キャンペーン・ホームページ: http://SaveKakadu.org

ミラル氏族のホームページ: http://www.mirrar.net

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