99.5.12 ジャビルカ通信 第101号

99.5.12 ジャビルカ通信 第101号

 ERA社は昨日(99.5.11)付けで、次のような記者発表をしました。日本語訳と
原文を掲載します。なかなか、ふるってますよ、シャーヴィントンさん。
—–(翻訳はじめ)——

ERA社、ジャビルカ坑道工事の工事を一時的に停止

 ERA社の総支配人フィリップ・シャーヴィントンは、本日、次のように発表した
。ジャビルカ鉱山の坑道建設工事は、技術上および日程上の都合により、1999年5月1
8日から一時的に停止される。

 この工事停止は、伝統的土地権利者との交渉とは無関係であるが、彼らがかねてよ
り主張していた文化遺産管理計画の策定のための当事者協議の前提条件がこれで偶発
的ながら満たされることになる。

 私どもは、ここ数日のあいだに当事者協議が決着することを期待する。

—–(翻訳おわり)——

—–(原文転載はじめ)——

ERA to temporarily suspend advancement of the Jabiluka decline.

ERA Chief Executive, Phillip Shervington advised today that advancement of t
he Jabiluka decline will be temporarily suspended for technical and scheduli
ng reasons from Tuesday 18 May 1999.

While this suspension is unrelated to negotiations with Traditional Owners,
it incidentally meets the precondition given by them for their cooperation i
n discussions to develop a process to complete the Interim Cultural Heritage
Management Plan.

We look forward to finalising consultations with Traditional Owners
over the next few days.

—–(原文転載おわり)——
若干の補足:

グンジェイミ先住民族法人(ミラル氏族の自治組織)は、この件につき、次のように
コメントしています。

1. 坑道工事は今まさにミラル氏族がもっとも重要な聖地として守ろうとしてきた「
ボイウェック・アルムッジ聖地複合」(the Boywek-Almudj Sacred Site Complex) の
地下部分にかかろうとしている所だった。(ミラル氏族は、そのことを4月上旬にE
RA社に警告していた。)

2. オーストラリア連邦政府は、ユネスコ世界遺産委員会への回答報告書(ジャビル
カ通信94号参照)において、ミラルの主張する聖地が「1998年に突然、出現した」と
しているが、これは事実に反する。ERA社や連邦政府の各種報告書に引用されてい
る人類学文献の著者たちによって、ボイウェック聖地とアルムッジ聖地を意味づける
一体の神話が記録されている。

3. 北部土地委員会(アボリジニーの土地権を管轄する公的機関)は、ユネスコ世界
遺産委員会への意見書において、上記2の連邦政府の主張が不正確である、と述べて
いる。

4. ミラル氏族にとって最も重要な宗教聖地の手前で工事を停止して協議の開始を迫
るのは、「技術的理由」というよりも、心理学的技術ではないか、との疑いを禁じえ
ない。

(補足おわり)

 

【おわび】 先月来、大勢の方々から資料請求、問合わせ、etc. のメールをいただ
いています。対応が非常に遅れております。いま暫し、ご猶予ください。順次、回答
・資料送付・etc してまいります。
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  840-8502 佐賀大学 農学部3号館 細川研究室
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(郵便振替)01700-1-19686「ジャビルカ基金」
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ミラル氏族のホームページ: http://www.mirrar.net

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